Member History Machine Transporter Memory Photograph Now Link Blog |
それゆけ!魂SUPER POTENTIALと仲間たち』~魂SUPER POTENTIAL のホームページへようこそ! |
このページは魂S.Pチーム員の思い出のコーナーです。 |
MEMORY~思い出 |
魂S.Pと仲間たちの貧しく(?)も楽しかった日々 |
▼ |
思い出その3 魂S.P創設者がBS(ブリヂストンタイヤ)にこだわる理由の巻 |
なぜか魂S.Pの連中は皆BS(ブリヂストン)タイヤを使用していた。確かに貴重なタイヤを頂いたり、いろんな情報を頂たりして本当にお世話になった事は事実である。が、チーム内で全員がBS絶対使用と取り決めていた訳でもない。実際のところみんな同じメーカーを使うことで、その日のタイヤセッティング等をチーム内で情報交換できたのでプラスだったことは間違いはない。しかし、創設者がBSを使い始めたのには、BSに足を向けて寝られないほどの普通の人とは違った超特別な理由があったのであ~る!・・・ん?またくだらないいい加減な話だろって?あのね、創設者にとってはめちゃくちゃくだる話なのよ!マジで。 昔々、その昔、魂S.Pの創設者がRS125に乗ってレースをしていた頃、なかなか予選にも通らず、予選A組、B組、C組D組・・・と次々に掲示板に張り出される予選結果を眺めながら、今日こそは、今日こそは決勝を走れるかも・・・と願いつつ、結局落胆しながらレースを終える日々を過ごしていた頃のことである。 とあるレースウィークの金曜日、フリー走行では土砂降りの雨が降っていた。明日は予選だ。もし、雨の予選となるとレインタイヤが必要になる。創設者は予選で使えるようなレインタイヤを持ち合わせていなかったが、タイヤサービスも来ているし意外と安心していた。夕方、当時使用していた○○ロップタイヤのタイヤサービスへ行き、レインタイヤを購入しようとしたところ、在庫がなくなってしまったとの事。同じレースウィークに鈴鹿で全日本があり、タイヤが鈴鹿の方へ集中しているらしい。また、今回のレースには当時のスーパーカップ併催で、国内A級のライダーが多数エントリーしており、前日からの雨でレインタイヤが不足してしまったとの事を告げられ、タイヤサ-ビスの意味ないじゃん!って思いながらも、「仕方がない・・、隣の○○ハマタイヤへ行こう・・・」と隣の○○ハマタイヤのタイヤサービスへ行ったのだ。(当時はまだ、○○ハマタイヤはゲッターというブランドで2輪のタイヤを作っており、『雨の日の○○ハマタイヤ』とまで創設者の周りでは言われていた) しかし!な、なんと○○ハマタイヤサービスのおっちゃんまでもが在庫はないよ、と俺を冷たくあしらったのだった。うおぉ~、まじかよ~!最悪だよぉ~。ったく・・・。じゃぁ、BS行っか・・・。ということでBSのタイヤサービスに行ったのだった。BSのタイヤなんかはいたことね~し、大丈夫かなぁ、なんて思いながらもそんな心配は無用だった。「あ~、ごめんねぇ。うちもレインタイヤの在庫が無くなっちゃって、あすの夕方にはここに入るんだけど、それまではどうにもならないんですよぉ。」と、BSのおっちゃん。おおぉ~~っ、マジで最悪のパターンだぁ~~~~~っ。オ~マイガッ!!!ムゥ~~~~~~~~~~・・・。 なんとかしてくださいと懇願してみたものの、無理なものは無理だった。創設者はタイヤサービスの前で雨に濡れながらうろうろするばかりであった。そんな時、創設者はBSのタイヤサービスの横に履き捨てられたタイヤの山を見つけた。昨日からの雨で昨日、今日と消費したレインタイヤも混じっているみたいだ。そのタイヤの山を見つめていた俺にBSのおっちゃんが、「使えそうなのがあれば持っていってもいいよ。」と言ってくれたのだった。「もってってもいいんですか?」と聞くと、捨てるタイヤだからといいながらも、使えそうなタイヤを見極めてくれたのだった。「これなんかまだいけるよ。予選ぐらいだったらもつよ。これは今日の午前中に国内Aのライダーが1走行で外したやつだよ。」と数本の使い古しのレインタイヤを差し出してくれたのだった。とてもうれしかった。というよりその時は、とりあえず予選を走れるという安堵の気持ちの方が上回っていたに違いない。そして、次の日・・・やっぱり雨だった。一度も使ったことのないメーカーのタイヤ。それもレインタイヤ。そんでもって中古タイヤ。創設者は雨の日に転倒しなかったことがないくらい雨の日が苦手だった。予選が始まった。走り始めたら、無我夢中だった。しかし、やっぱり今日もコケるような予感がしていた。 「くそ~、どうせコケるのなら、思いっきり突っ込んじゃえ!」と、コーナーで前にいるライダーのインをどんどん刺していった。ところが、全然コケなかったのである。というか、タイヤがグリップしている感じが気持ちいい位に体に伝わってくるのである。こんなの初めてだ・・・。と思っているうちに予選終了。なんなく予選は終わってしまったが、どうせ予選通過するはずはないと創設者はパドックで後かたずけを始めていたのだが・・・。な、なんと予選通過してしまったのだ!!笑これには創設者もびっくりではあったが、いつもと同じタイヤだったらこうはいかなかったはずだ。今考えれば、おそらく、走りに対する一つの壁を越えさせてくれるきっかけを作ってくれたにすぎないとは思うが、いずれにせよあの使い古しのBSタイヤがなかったら、雨の日の予選を通過することは不可能だったのだ。あのタイヤを捨てた国内Aのライダー、ありがとう! おぉ~、神様、BS様!! 決勝ではもちろん表彰台に上がるなんてことはなかったが、なんとポイントまで取らせてもらった(お~すげぇ)。 それからというものなぜかレインタイヤだけはBSを装着するようになったのだが、それもなんか変なので、いっそのことスリックもBSに変えてしまったところ、なんかどんどん行けそうな気がしてきたいい加減な創設者なのであった(笑)。ということで、あの雨の日、BSタイヤサービスのおっちゃんが創設者に声をかけてくれたことにとても感謝しているのである。そして、トランポに履かせる中古タイヤまでもがBS製にこだわるようになったのである(笑)。 いつか、こんなことがあった。ある予選の前日のフリー走行の日の早朝、某○ーソンというコンビニでハンバーグ弁当を買ってサーキット入りし、パドックでそのハンバーグ弁当を食べた30分後、体の調子が悪くなり、風邪かなぁと思いつつフリー走行へとコースへ出たのだが思うように走れず、嫌な予感がしたので早々とパドックに戻ってしまった。腹の調子は悪くなるし寒気はするしで、マシンの整備もままならない状況になってしまった。その日の夕方、風邪だと思い込んだ俺はサーキットの近くのよく行く定食屋さん(ベンドリアー食堂)で、メニューにない消化に良い煮込みうどんを頼んで作ってもらい、その後、強力な栄養剤と風邪薬を飲んだのであった。(この時点で風邪じゃないって気がつけって~の!ついでにこの強力な栄養剤と風邪薬が良くなかった)その夜、顔面から血の気がさぁーっと引く感じがして目がさめ、「やべぇ、吐くぅ・・・」と、トランポの外に這い出たのだが、目の前が一瞬見えなくなり、トランポの周りをボディにしがみつきながらよたっていったのだった。そして、何台目かのでかいトラックのような車の所に来た時だった。「マジで吐くっ・・・う・・」とかすむ視界で見上げたそのトラックに書かれた大きな文字・・・おぉ、マズイ・・・それは『BRIDGESTONE』・・・。そのトラックはBSタイヤサービスのトラックだったのである。 「おぉ~、こんなところで吐いたら・・・絶対バチが当たるぅ~」と隣の車両まで地面を這いつくばりながら移動したのであった。(戦場で負傷した兵士のようにね・・・笑) そこにはまた大きなトラックが止まっていたのだったが、そこには○○ハマタイヤと大きな文字。 「もう、だめだ・・・○○ハマタイヤさん、ごめんなさい!おぇ~~~~~~っ、ゲボゲボォ~~!」 とそのトラックの横でやってしまったのであった。 その後、創設者は風邪ではなく、食中毒ということが判明したのだったが(それ以後、○―ソンでは弁当を買わなくなった)創設者にとってBS(ブリヂストン)タイヤは、それほどまでに大きな存在だったのである。 創設者がBSにこだわる理由、理解していただけただろ~か・・・。わははh~ |
SUPER PRIVATE LOCAL ROAD RACE TEAM 【魂 SUPER POTENTIAL 】 since 1983